老後といっても、仕事、家庭、家族といろいろな雑務に追われてなかなかゆったりとひとりの時間を過ごすことは難しいかもしれません。
そんななかで、気持ちをリフレッシュするためにも落ち着いた空間で静かな時間を過ごしたいものです。
ミニ書斎は、いきなりリフォームやワンルームを借りる必要はありません。自宅の一部にデスクと椅子を置き、パーテーションやソファ、観葉植物を配置するだけで立派な書斎ができあがります。
まずは気負わず、畳2枚分のスペースを確保してみましょう。
〇ミニ書斎の作り方
ミニ書斎の基本は、ある目的とテーマを実現するスペースをデザインすること。
流れと注意点を確認しておきます。
最初から目的を固定化しないで、ブレイクタイムに落ち着く場所と考えておくとよいでしょう。
しかし、単なる物置場所にならないよう、3点「目的」「スペース」「机」を組み合わせて実現可能なスタイルからスタートします。
目的から
1. 何をするかイメージする
2. どんなスペースができるかイメージする
3. ホテルや公共機関の利用も含めた自由な考え方でイメージする
ミニ書斎の作り方
1. 目的(固定化した目的よりも、ただ作りたい、これをしてみたいだけでもOK)
2. 書斎タイプをイメージする(自宅の一室、ワンルーム・ホテルや公共施設の利用)
3. 机など作業(思考・趣味など)を実現する家具類を設定する(椅子、収納とともに空間デザインのアクセントインテリア)
4. 間取りの設定と間仕切り用のパーテーション(現状で確保できるスペースと目的をイメージして決める)
5. 空調や清掃など環境維持も決めておく(自宅の一室であれば空調施設の共有から進める方が実現しやすい)
基本として必要な家具
1. 机と椅子(ソファなど)
2. 間仕切り(パーテーションなど)視覚がさえぎられるものは避けたい
3. 植物などアクセントとなる色付きの小物
注意点(清掃を含むきちんとした管理に心がける)
1. すっきりとした空間にする(物置場所にしない)
2. 使用目的に応じた空間にする(デザインの工夫)
3. 一定の目的と方向性に沿って活用する空間にする(作るだけで放置しない)
4. できるだけ日当たりや風通しが良い空間にする(開かずの間ではない)
5. 家族との語らいにも使えるよう場所や向きにも工夫を凝らした空間にする
(一人で落ち着くと同時に、語らえるレイアウト。独占空間からの解放)
お気に入りのおしゃれな空間を作るインテリアデザインのイメージで、手軽なスペース確保から開始してみましょう。
自宅のワンスペースを書斎として活用
書斎用スペースをリフォームで確保
自宅と異なる場所にワンルームを確保